Dutch GPでは、久々に緊張感のある素晴らしいRaceが見られてうれしかった。楽しかった。HamiltonとVerstappenが傑出しているものの、Norris, Russell, Gaslyが輝きある活躍を継続し始めたし、AlonsoやLeclerc, Sainzもそれぞれの立場でできることをほぼ完璧にやっている。あまり好きではない言葉だけど、これが「一流」ってやつだと思う。運転技量のことではなく、その先見性とか人の動かし方とか、何より、強大で飽くことない欲望と実行力。見習うべきことは多い。F1って、engineerも含め、皆、素晴らしいよね。
また、やっぱり、regulationの安定によるteam力の均一化が、こうした「健全な競争の土壌」をもたらしていると、改めて思う。ので、来年以降、再びシッチャカメッチャカになるのは、多少残念だ。
下位Categoryで全てtopをとってきたRussellが、ようやく、Championshipを争えるクルマを手にするのは楽しみなことだけれど…。
一方、今のHamiltonとVerstappenのように、別のteamに分かれているDriver同士は、「(私が考える)真のrivalにはなり得ない」んだなぁ、とも改めて感じる。Hamiltonらが、Race直後に競争相手の健闘を称えるのを見ると、そう思ってしまう。
LaudaとProst、PiquetとMansell、ProstとSenna、AlonsoとHamilton、HamiltonとRosberg、なんかの緊張感は別次元だったでしょう。「仲が悪い」なんてのは、単純化した結果に過ぎない。「時代」のせいでもない。やっぱ「pride」の問題なんだよね。
別のteamであれば「奴の方がクルマが良いから」で、自分の優位性の説明がつく。でも、teammateだと、単純にクルマやteamのせいにはできない。それでも「自分が一番だ」と信じるために、「奴が邪魔した」とか「teamがひいきしている」とか考えざると得ない。「自分が一番だ」は、欲望・motivation維持のためにも大事な要素で、それが崩れてしまうともう、F1 driver足りえないでしょう。結果、緊張感が高まっていくんですよね。
そして、私は、そんな緊張感のある、なりふり構わない、正に「本気」の対決が大好物なのですよ。人間らしくて。